4月から社会人5年目になる俺へ
自分は何年目かわからん
もはや自分が社会人何年目なのか、パッと答えられなくなっていました。同期のtwitterで5年目と知りました。今後悩むのも癪なので公式を考えました。この公式を使えば、いつでも自分が何年目かがわかります。
(自分は何年目か) = (今年は何年度か) - (自分は何年度入社か) + 1
例
2014 - 2010 + 1 = 5
上記のように、自分は5年目であることが導き出されました。便利な公式なので是非ご利用ください。ここで、自分の4年間を振り返ってみたいと思います。
1年目
日本アイ・ビー・エムという会社に入社しました。新人研修しました。学生の延長でした。ちょっと自分はデキると思っていました。「社会人たる言葉遣いができていない」と指摘してくださった新人研修の担任には感謝しています。今でも怪しいですが、危うく一生気づかないところでした。
プロジェクト配属されました。「もうこれ以上悪くならない」と冗談のように言われたプロジェクトで、一年目なのに客先に行ったりExcelエンジニアやったり単調作業をVBAで自動化したりしました。Excelスキルが身につきました。自分の作業をする理由を考える癖がついたと思います。同期が多いプロジェクトだったのもあり学生の延長でした。
2年目
いままで学生の延長だったので、見知らぬ土地で一人でやっていくとどんな感じになるのか試したいと思うようになりました。飛行機で毎週往復して和歌山に出張してました。マイナーな言語とOracleを書いてました。SQLをしっかり触ったのはここが初めてでした。ANAのプラチナメンバーになり、スターアライアンスゴールドメンバーの資格を取らせていただいたことは感謝しています。
この頃、自分の働き方に疑問を感じてきました。「もっと技術力をつけたいが、この会社にいて技術力はつくのだろうか?(年次を重ねると管理職になってしまう人が多かった)」「同じ仕事をしてより良い給料がもらえるフリーという道があるらしい」とか考え始めました。
3年目
C#とSQL Serverを書いてました。テーブルが200個以上あってER図の端までいったら反対側のテーブルに線がつながっているような複雑なデータ構造のER図でした。ガッツリ開発させてもらえて、へー.Netではボタンをおした時のアクションはSubmit先じゃなくて元の画面に書けるんだーとかいろいろ勉強になりました。
転職活動を始めました。最初は「技術力をつけたい」と思っていましたが、次第に「技術力はビジネスをうまく回すためのツールであり、目的ではない」と思うようになりました。
転職が決まった頃に、リーダーが替わり、オブジェクト指向設計やテストコードの書き方を教えてくださった先輩がいました。この先輩の下なら学べることも多いしもうちょっとここにいてもいいかも、と思った頃に会社を離れました。
ぼくはへんなプライドがあって、自分の失敗とかを人に知られるのをいやだと感じたりすることも多いんですが、 エムスリー株式会社 | 転職成功者の声 | IT転職 エージェント リーベル という記事を載せていただいたことについては、そんな自分の良くないところに打ち克とうとしたということで、ぼくの人生にとって重大な意味があったと思っています。
4年目
エムスリーという会社に転職しました。JavaとかRailsとかPostgreSQLとかさわってます。周囲のエンジニアの技術力が前職とレベルが違って焦ったりもしますが、親身になって相談に乗ってくださるリーダーのサポートも受け楽しくやっています。
4月から社会人5年目になる俺へ
チマタでは「4月から新社会人になる君へ」みたいなタイトルで(エラそうなことを)書いてる記事が量産されていることと思います。なのでぼくは自分に対してメッセージを書いてみようと思います。
目標を立てて、進捗、達成度を管理せよ
新年、四半期、月と何かの区切りを理由に目標を立て、進捗を見ながら達成度を自己評価しなさい。
日々成長するためには自分の力より高い目標を立てて、達成したらまた高い目標を立てるのが今までの人生経験上よいように思います。
常に市場価値を高めよ
自分の頭で考えてできることの幅を広げ、「他のエンジニアはこうだけど、俺はこういう価値がある」と豪語できるようになりなさい。仮に市場環境の変化とかで「他のエンジニア」に価値がなくなっても、価値のある自分でい続けられるようになるにはどうすればよいか、日々考えながら取り組みなさい。
何かに困ったとき誰が守ってくれるか? 会社? 友達? 家族? ぼくは最終的に自分を守れるのは自分しかいないと思っています。会社の中の地位とか、あんまり意味はないと思っています。その会社に依存しないと生きていけないようになってしまうことはこのご時世、危険です。「大企業に勤めていれば安定」と考えてしまうこと自体が不安定な発想だと言わざるを得ません。
他人を信頼し、謙虚に生きよ
謙虚に生き、困ったときには気楽に身近な人に相談する癖をつけなさい。
ぼくは「自分を守れるのは自分しかいない」というような考え方をしてしまうため、「困ったときに誰かに助けてもらった」という覚えがあまりありません。ぼくはあまり人に助けを求めず、自分の力でなんとかしようとしてしまうところがあるのだと思います。最近、「それってちょっと悲しいことだなー」とも思うようになりました。この考え方は、前職の同期でなんやかんや2年ぐらい一緒に働いた @yabuchannn の影響をかなり受けていますw
では、今年度も引き続きがんばりましょう!